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福島の小児甲状腺がん 患者数データ把握さえきちんとしていなかった
2017/04/06 09:44 | 原発 | C:0 | T: 0
あまりにひどくて目が点になるような事件なので話題にします。

今まで福島の小児甲状腺がんについていろいろ読んだり、他のブログさんにお邪魔して論じたりしてきましたが、それが全部意味無かったというくらいひどい事件。
つまりそういうときのもとになっていたデータ自体が漏れがあった、別枠が存在しておりちゃんと集計さえされていなかった、という事です。
集計されていないデータをもとにやいのやいの言っていたわけです。

ourplanet-tv さん記事より引用させて頂きます。(赤字は私)(どうかこの記事のリンク先を訪れ画像を含めて保存してください。この記事では画像はご紹介できていません)
184人以外にも未公表の甲状腺がん〜事故当時4歳も
投稿者: ourplanet 投稿日時: 木, 03/30/2017 - 18:13

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2108
福島県民健康調査の甲状腺検査をめぐり、検査を実施している福島県立医大は30日、これまで公表しているデータ以外にも、甲状腺がんと診断されていれた子どもが存在することを認め、ホームページに公表した。OurPlanetTVの取材によると、未公表の症例には、事故当時5歳未満の子が含まれているおり、検討委員会の議論にも影響を与えそうだ。
 
公表されていなかったのは、2次検査でいったん経過観察となり、その後、甲状腺がんと診断された患者のデータ。データを取りまとめている福島県立医科大はこれまで、穿刺細胞診で悪性または悪性疑いと診断された子どもは185人(うち1人は良性と確定診断)と発表してきたが、これ以外にもがんと診断された患者がいることを認めた。
 
医大の田中成省広報室長は、「保健診療へ移行後に見つかった甲状腺がん患者は、あくまでも一般の保険診療なので、センターでは把握していない」と述べ、データを公表してこなかったことについて、「県や検討委員会が決めたルールに従っているだけ」と釈明した。
 2500人のデータを除外
福島県が今年2月20日までに公表したデータによると、2次検査で保険診療に移行し経過観察となっているのは、1巡目1,260人、2巡目1,207人、3巡目56人で計2,523人にのぼる。これら経過観察中の患者は、医療費助成事業である「甲状腺検査サポート事業」やインターネットによるケアサポート事業の対象者には含まれる一方、甲状腺がんデータを把握するという最も重要な事業の対象からは除外していた。
経過観察中の悪性腫瘍、2年前に議論
経過観察中に見つかった悪性腫瘍をめぐっては、2015年2月2日に開催された第5回甲状腺評価部会で議論になっている。当時、甲状腺検査を担当していた鈴木眞一教授は、「そういう症例があれば別枠で報告になる」と回答。「経過観察中に発見された悪性腫瘍」として扱われるとの認識を示していた。また保険診療部分のデータも、医大で経過を集積する必要があるとの見方を示していた。
 (2015年2月2日 第5回甲状腺評価部会で鈴木眞一教授は「別枠で公表」と言及していた)
 
しかし、この会議の2ヶ月後に鈴木教授は退任。後任には、甲状腺がんの治療とは関わりのない内科医の大津留教授が就任。経過観察後に悪性と診断されるケースがありながら、特に対応することなく、2年もの間、データを発表せずにきた。鈴木教授の「別枠で報告する」との発言は撤回するのかるのか質問に対し、大津留教授からの回答は得られなかった。
 
2年前に、この点を質していた春日文子委員は「経過観察中に悪性と診断された方の情報が、検討委員会に報告されていないと聞き、驚いている。県民健康調査の結果、経過観察となり、その過程での診断なので、こうしたデータも当然、報告されるものと思っていた。医大もそう回答したと認識している。」と疑問を投げかける。さらに、「この検査の重要な目的の一つに、甲状腺がんの発生を迅速に、なるべく正確に把握することがある。そのためにも、保健診療に移行した後の症例も、検討委員会において公表すべき。」と指摘。検討委員会で議題にする必要があるとの考えを示した。
 
未公表データに5歳以下患者の疑い〜不完全な報告で方針決定か
OurPlanetTVの取材によると、未公表の症例には、事故当時4歳の子どもが含まれている。事故当時4歳の男児は、福島県民健康調査の甲状腺検査で精密検査が必要とされたが、経過観察と診断。その後、穿刺細胞診で悪性の疑いがあると診断され、すでに手術を終えている。悪性と診断されたのは、2015年だという。
 
「県民健康調査」結果を評価している「検討委員会」は昨年3月、「中間取りまとめ」を公表し、小児甲状腺がんの多発は「放射線の影響とは考えにくい」と結論づけた。その理由の一つが、「事故当時5歳以下からの発見はない」というものだった。しかし、公表されていない症例の中に、事故当時5歳以下の子どもがいれば、不完全なデータによって、検査の方針を決めていることとなる。

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毎日新聞サイトより引用させて頂きます

http://mainichi.jp/articles/20170401/ddm/041/040/150000c
毎日新聞2017年4月1日 東京朝刊
「福島第1原発事故 甲状腺がん治療、4歳児に給付金 東京の民間基金」
東京電力福島第1原発事故後に甲状腺がんを発症した子どもを支援する民間の「3・11甲状腺がん子ども基金」(東京)は31日、当時4歳だった福島県の男児に療養費10万円を給付したと発表した。男児は福島県の県民健康調査後の経過観察中にがんが確認され、手術を受けたが、県は制度対象外として公表していなかったという。

 福島県は当時18歳以下の県内全ての子どもを対象に甲状腺検査を実施。がん、もしくは疑いがあるとされたのは当時5~18歳の184人のみだった。 (引用ここまで)

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いろいろな情報を総合して考えると、つまり、経過観察という枠に入った場合、その後癌になっても報告しないという仕組みに初めからなっていたそうです。
そして、その枠から癌になった子が何人いるかはわからない。
今回たまたま事故当時4歳という低年齢の子が癌になって東京の民間基金から給付金が出ているのに県からは事故当時4歳児の報告がされていなかったということで、この事が発覚した。
それまでそんな枠がある事も知らずに、議論していたわけですから、まったく意味が無いことをしていたことになります。

初めからちゃんと集計なんかする気無かったとしか思えません。

そんな状況の中、私もネットの知人とのブログコメント欄の議論で「福島の小児甲状腺がんは被ばくの影響かどうか」なんて議論していたわけですから、馬鹿らしいと言いますか、前提がすべて覆されたむなしさを感じます。
そういう議論に参加していた方は、危機感を感じなくてはいけないです。
民間基金の給付金が無かったら永遠に故意の見落としになっていたかも。

国の検査に疑いを持たなくてはいけない。
それくらい今の日本の「福島の健康被害を何としてでも隠そう」という力が大きいという事です。

たまたま見落としていたんだ、そういう仕組みになっていなかったからしょうがない、そういう言い訳を信じる人(信じたい人)もいるでしょう。
そんな人とはもう話す時間も無駄です。私もそんな暇もうありません。
健康被害があるかどうかを明らかにしなくてはいけないという使命感がこれっぽっちでもあったなら、こんな見落としを何年間もすると思いますか?

そして、この事件について、大手検索エンジンで検索してもほとんど出てこない。
ネット上でも今は復興庁の今村大臣の暴言の件での方が目立っているのか、この件はほとんど話題にされていません。
(一部の方をのぞいては。例 原発は直ちに廃止せよ さん http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-3096.html
, http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-3095.html)

私の頭の中では復興庁大臣の暴言が吹っ飛ぶくらいの記事でした。
健康被害があるかどうかの判断の大本なのですから。
それをもとに復興だって避難基準だって考えるわけです。

福島の人たち、東日本の子供たちは本当に気の毒です。
こんないい加減な国や県に自分たちの健康を預けなければならない。
なんで福島、東日本に住んでいたというだけでこんな目に合わなければならないのか・・・事故により被ばくさせられてしかも病気になってもそのせいじゃないとでたらめの調査で決めつけられ・・・国による差別だと思います。

見落としが明らかになったのに、いつまでに正確な調査をするとか、そんな話すら現在見ることができません。
もう日本の国や県のやっている調査なんて、少しでも議論の余地があるとはじめから信じた私が間違っていました!!!
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原発事故からのがれ東日本から中国地方へ移住。東電、政府、国は事故の責任を取れ!


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