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原発事故で土壌が汚染されて土地の値段が下がっても、補償はされないのか。
2014/08/23 11:56 | 原発 | C:0 | T: 0
こんにちは。

あーあ。恐れていたことが、一つまた現実になりそうな、いやーな予感。

今日の毎日新聞のニュース

以下に転記させていただきます。

東日本大震災:福島第1原発事故 県、中間貯蔵を容認へ 2町の土地買収費補填

毎日新聞 2014年08月23日 東京朝刊

 東京電力福島第1原発事故で出た福島県内の汚染土などを保管する中間貯蔵施設を巡り、福島県は建設候補地のある大熊、双葉両町に、土地買い取り価格の補填(ほてん)を提案する。25日にも町側に伝え、政府が提示した総額3010億円の新たな交付金などと合意が得られれば、建設計画を受け入れる。佐藤雄平知事は9月3日の内閣改造前の決着を目指す。
 政府は原発事故で下落した土地の価格を前提に補償額を算定する方針を示しているが、両町は事故前の価格を基にするよう求め、溝は埋まっていない。政府は土地を手放したくない地権者のために「地上権」の設定を認めるなど地元に配慮してきたが、県は用地買収でこれ以上の譲歩を引き出すのは困難と判断。差額分を県が負担することで、解決に道筋をつけたい考えだ。
 26日には両町議会で全員協議会が開かれ、石原伸晃環境相も出席。新たな交付金について説明するほか、県の補填案についても議論される見通しだ。この過程で両町の合意が得られれば県は受け入れに同意する。
 汚染土は仮置き場などに保管されたままで、除染と復興の妨げになってきた。政府は中間貯蔵施設の来年1月の稼働開始を目指している。【岡田英、喜浦遊】
(転記ここまで。赤字、下線は私。)

ひどいでしょ、あまりにひどいよ。
原発が爆発して、放射性物質が飛んできた。
それで、汚染されてしまって土地の値段が下がった、当たり前だよね。
そんな土地を買いたい人は少ないだろう、値段は下がるよ。汚染があるうえに、収束していない原発も近い。
つい先日も、瓦礫解体で、兆単位のベクレル数値の放射性物質が飛んできた。

そもそも、土地の持ち主さんは、原発が爆発しなければ、こんな形で土地を手放さずに済んだはず。土地の値段も下がらずに済んだはず。
なのに、どうして、下がった値段で土地を売らなくちゃいけないの???
東日本のホットスポットに土地を持っている人たちは、他人事ではないと思いますよ。
これから年数がたち、健康被害があからさまになったら、土地価格の下落が起こるでしょう。
汚染が高い土地だからと値段が下がった価格で売却になっても、補償はされないのか?
今すでに、千葉県や東京都などでも一部の不動産が妙に安い状態なんですが。。。

一企業の、電機工場が爆発して、公害物質を周囲に多量にばらまいて、あからさまな汚染をされて、下がった価格で土地を売るように国に求められるとは、ひどすぎる。

探すと、過去の判例で、こんなのありました。
「土壌汚染と企業リスク」について、過去の判例を紹介した文章です。(これの9ページ 東京地裁 H18年9月5日 を見てください)
http://www.irric.co.jp/risk_info/eternal/pdf/new_eternal_no22.pdf

土地の売買についての判例ですが、土地を売る人が、汚染があることを伝えずに、売ってしまった。
あとで汚染がわかり、買主は売主を訴えました。
結局、部分的には汚染がることを買主は事前に報告されていた、ということで、浄化費用のうち4割が損害賠償で認められたそうです。
これの面白いところは、、、
汚染が問題になるのは、健康被害と関係あるからです。
なのに、瑕疵担保責任は、健康被害の問題ではなく、土地の価格の問題だから、たとえ健康被害の問題がまったくなくとも、土地の価格を下げるような問題があれば、賠償を認めるべき。ってしているところです。

土地を買ったら幽霊が出た~! たとえ健康被害が無くとも、土地の価格は下がるよ~ぉ。。。除霊費用を賠償!みたいなものでしょうか、かなり違いますか。違います。

【不動産用語辞典によると、 瑕疵担保責任とは、 売買の対象物に隠れた瑕疵(=外部から容易に発見できない欠陥)がある場合、売主が買主に対してその責任を負うことを「瑕疵担保責任」というそうです。】

過去の判例と矛盾が無い様にしてもらいたいです。
自分から望んでした売り買いについてさえ、汚染を受けて土地の値段が下がったら、補償があったのです。
ましてや、福島の土地主さんは、事故のあとに土地を売り買いしたわけでもなく、単にそこに住んでいたら、東電や政府のせいで汚染をされたのです。
それなのに、下がった値段で売れなんて、しかも売りたくてうるんじゃないのに!!! ひどすぎやしませんか???
県が補填するみたいだけど、これって、すべての県で同じようにしてもらえるわけじゃないと思います。
(福島県の人は、県でその分を補填してもらえば、良いようになるのでしょうが。)
他の人も、明日は我が身と思います。
いったいどこまで、東電を守るように、政府の都合のいいように、正論が捻じ曲げられていくのでしょうか。

私がこれについて、影響があると思っているのは、農家さんの移住です。
東日本の農家さんは、中には、汚染の少ない土地に移住をして農業を続けたいと思っている方もいると思います。
そのためには、今の土地がどれくらいで売れるのかが問題になります。
東日本のホットスポットの農家さんは、土地の値段が汚染で下がっていたら、売りにくくなり、結局移住の妨げになります。
そして、「食べて応援」に寄りかかっていた方が、楽になり、結局移住はあきらめて汚染のある土地で農作物を作り続けるしかなくなってしまうことになるでしょう。
東日本から移住をさせたくない、誰かの思う壺です。

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