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「音楽家が政治的発言をするべきでない」訳ないだろ!!!
2015/01/16 15:57 | 社会 | C:0 | T: 0
こんちはー。
これは走り書きのような記事ですが。。。

桑田佳祐さんのパフォーマンスについて、直後からいろんな意見があるみたいですが、中でも一番おかしいと思うのが、音楽やってる人は、政治的なものをパフォーマンスに入れたりそういう意見を言うべきじゃない、というような意見です。
そういう人は勘違いしているよ。
もともと、そういうこと言う人が見ているテレビには、そういう気骨のあるミュージシャンがあまり映らないだけですよ。

もともと音楽家は、政治的な発言を普通にしていますよ。
そういう意味を持った歌や曲などもたくさんあります。
もともとそういうものなんです。
私には大物音楽家ほどそういう傾向があるように感じるんですよね。(全員ではないですが)
古いところでは、ベートーベンの交響曲第3番、「英雄」もそういうエピソードがあると昔読んだ記憶があります。
もともとベートーベンはフランス革命のとき、ナポレオンをたたえる曲として、この曲を作曲したけど、もともとフランス革命の理念は、自由、平等、友愛 だそうで、ベートーベンはそれまでの王様が権力を持って国家や国民を支配する政治を打ち砕くものとして期待していたのだと思います!
だけど、ナポレオンは自分が皇帝になっちゃった。
ベートーベンはそれに怒って、表紙を書き換えた、というのが、むかーし読んだエピソードでした。
この曲を最初に聴いたのはたぶん若い時、このエピソードも若い時に読んだ。。。だからか、私には刷り込まれちゃっており、どうしても音楽家と政治を分けて考えることは不自然と感じてしまうのです。
むしろ、音楽家も、音楽家である前に、一人の社会で生活する人間です。
政治について考えたり発言したりするのは当たり前でしょ。
精魂込めた作品に反映しちゃうのだって生身の人間なんだから当然でしょ。

自動演奏システムや作曲プログラムじゃないんだから!!! 気持ちを持った生身の人間なんだよ、、、

私らが子供の頃には、どういうわけか、音楽室にはベートーベンの肖像画がかかっていたんです。(今はどうか知らないけど。。。)
音楽室に掲げられているほどの人が、政治的な考えを作品に反映させているんですから、音楽家が政治的考えをどんどん作品に反映したり表したりしちゃダメなわけないじゃない!!!
あのベートーベンでさえですよーーーーーーーー

ちょび髭付けたくらいで怒ってる人は、いったいどれくらい骨抜きな音楽ばっか聴いてるんだか。。。(怒)

その話は置いておいて、、、

~~~♢ ~~~♢ ~~~♢

私が真っ先に思い浮かべるのは、ベートーベンではなくて、パブロ カザルス という人です。
(1876-1973)
この人は、世界で一番有名なチェロ奏者だと思う、だけど同時に、平和主義者で、反ファシストの人なんです。

私はチェロっていう楽器がとても好きで、よく聴くけど、未だに、一番好きな奏者は、この人です。
生で聴く機会は一回もありませんでしたが。

おかしな話ですが、カザルスを知ったきっかけはね、さだまさしさんなんです。
さだまさしの「セロ弾きのゴーシュ」っていう曲に、カザルスという名前が出てくるんです。
確か高校生の時でしょうか、この曲を聴いて、良い曲だなあ、と思い、その歌詞がとてもすてき、と思った記憶があります。
わずか16や17歳で、長年愛した人が亡くなった女性の気持ちなんて、とても理解できたわけじゃありませんが。。。でも、それがきっかけで、カザルスってどんな人? と思って聴いたのが初めでした。

カザルスさんは、時の政治に抗議するために、自分の演奏活動を中止してしまったことのある人なんです。

カザルスさんは、スペインのカタルーニャ地方の生まれだそうです。
第一次世界大戦をきっかけに、故郷に戻り、そして、カタルーニャ地方の地方自治の自治政府を支持して、1931年に自治政府が復活した時に記念式典で指揮をしたそうです。
この辺り(現在のスペインカタルーニャ地方)は歴史的に、カタルーニャ君主国として、独立したり、自治権を失ったりを繰り返していたのですね。。。

(なんとなく、沖縄の姿と重なってしまいました。
沖縄も、過去に琉球王国として、独立していました。)

そして、スペイン内戦後、ファシズム色の強いフランコ政権がカタルーニャ地方自治政府を廃止してしまい、各国がそれを認めた時、1945年に抗議のために演奏活動を中止してしまった。

カザルスの、あの有名な「鳥の歌」は、カタルーニャ地方の民謡なんですってーーー(これを書くだけで私は涙が出てしまうほど、好きな曲です。。。)
「鳥の歌 ホワイトハウス・コンサート」という、有名なレコードがあります。
1961年にアメリカのケネディー大統領に招かれたカザルスが演奏したものです。
それまで祖国の姿に胸を痛め、1938年以来アメリカ国内における公の席での演奏を中止していたカザルスが、ケネディー大統領のヒューマニズムの指導者としての姿に心を打たれてホワイトハウスで演奏したそうです。
私はこれで「鳥の歌」を聴きます。

以下に、聴けるようにしてくださっているページをご紹介させてもらいます。

http://www.magictrain.biz/wp/?p=9210

http://pacem.web.fc2.com/youtube_folksong/catalunya/song-birds_casals_white-house.htm

余談ですが、日本でもこの演奏やエピソードは相当影響力があるものと、感じます。
2005年に、横浜トリエンナーレというアートイベントを見に行ったのですが、その時に、これを題材としたインスタレーション作品があって、私はとっても感動しました。
調べると、照屋勇賢さんという方の作品だったようです。
私は、展示内容はよく知らずに訪れたんだけど、白い壁に白い木の扉が少し開いた構造になっており、中から、鳥の歌(ホワイトハウスの演奏)が聴こえてくるんです。
中はよく見えなくて、暖かなレコードの音はまるで中で演奏しているみたいにも聴こえ、あれは素晴らしく感動しました。

と、そんなこともありました。。。


スペインの中の、独立運動というと、私はまずバスク地方を思い浮かべますが、カタルーニャ地方もそうなのですね。
その土地の文化や言葉や、自然などが、大きな国に併合されて犠牲になるのはひどいことです。

沖縄も、まったく同じではないでしょうか。
今日調べて知ったのですが、上に書いた照屋勇賢さんは、なんと沖縄出身の方だそうです。
不思議な縁を感じます。


スペインのカタルーニャ地方、この地を、いつか、訪れてみたいなあ。。。と思います。

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