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松崎道幸医師講演会 「被曝の影響はここまで?!」 書き起こし その3
2015/02/16 13:01 | 原発 | C:0 | T: 0
松崎道幸医師の 「被曝の影響はここまで?!」のYoutube動画 (講演日:2015年1月24日)

https://www.youtube.com/watch?v=2UV-iN3TxJs

の書き起こし(文字起こし)をしていますが、
その2の続きです。
その1はこちらです。 スライドファイルの入手先もその1に記しております。
以下、動画の0:24:44から0:37:36までの分です。

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(0:24:44)

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で、3番目の問題ですけれども、ものさしが違うだろう、という話ですね。
ものさしというのは、あのー、つまり、なんぼ浴びたらなんぼ癌になる、という事がですね、どうも胡散臭いということがだんだんわかってきます。

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で、たくさん被曝しててもですね、いろいろ調べたけれども100ミリシーベルト以下だったら癌が増えるってことは証明されてないから心配しないでいいんですよっていう風に政府は言っているんですね。

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で、これはまあ、サッカーと同じで、放射線がわーっと来た、で、これは防ぐわけですけれども、ゴールが小っちゃければあまり病気は起きないわけですね。
ですから、これが今の政府が言っている状態です。(左の絵を指して)
で、私はですね、放射線被ばくが起きた時に、起きる病気の大きさは、10倍ぐらい違うんだろう、ゴールの大きさは違うだろうと表現します。

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で、実は、なんぼ浴びたらなんぼ癌になるっていう関係がですね、一ケタぐらい過小評価してるんじゃないかという事になるんです。

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で、低線量被曝って言いまして、200ミリシーベルト以下ぐらいの被曝なんですけれども。

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政府の立場は、この考察にあるように、千ミリシーベルト浴びたら、癌死が50%増える事に決まっているんだと。心得よ、って言うんですね。

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で、これはですね、原爆被爆者で、直爆を千ミリ受けたら50年経ったら癌で死ぬ人が5割増えたっていう事から割り出した調査結果なんですね。
で、2千ミリだったら、2倍に増えるとか、っていうことなんですね。
ただ、この、原爆被爆者の調査というのはですね、なんぼ浴びたから全然浴びなかった人に比べてなんぼ癌が増えたかっていう普通の調査方法は採らなかったんですね。

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で、千ミリシーベルト浴びたら、癌が50%増えますよということを土台にして、百ミリだったら5%だし、5%癌になりやすいっていうのは、生活習慣で全然隠されてしまうし、10ミリだったらそれの更に0.5%だし、全然へでもないと。

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で、10ミリでほとんど大丈夫なんだから、20ミリ毎年浴びたって大丈夫じゃないの、っていうんですね。

で、食べ物も、いろいろ計算したら、大丈夫だってことで、これがベースになって、今の色々な放射線の防護基準が決められているんですね。

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で、これがもしだめだったらば、もう一回考え直さなければいけないんですね。
これがもし、10倍違っていたら、今までの基準を10倍厳しくしなければいけないということになります。

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ですから、えー、100ミリ来ても癌にならない、心配無いという。

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でもいろいろ調べると、10ミリ、いや1ミリぐらいでもちゃんと癌増えてますよというデータがたくさん有るんです。

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で、さっき言った原爆の調査というのは、大きな欠点が二つありましてね、全然浴びてない人に比べて浴びた人の癌の死に方を比べてないんですね。
相当浴びた人と、それよりもうちょっと多く浴びた人の違いを、見ているだけなんですよね。
で、それはですね、あのー、外部被爆だけで、あのー、爆心地から1.5キロ離れたらもうゼロみたいな被ばくになるから、ということで、計算していたんですけれども、ところが、爆心地から2キロ、3キロ離れた人でも、内部被ばくでですね、頭の毛が抜けて、鼻血が出てっていう人、たくさんいたんですね。
ですから、外部被ばくの他に、内部被ばくもあったのに、それを勘定に入れないでやったから、ゼロでない人と比べちゃったんですね。

それから、調査が始まったのがですね、放射線に弱い人がたくさん死に絶えた後の5年目ぐらいから始まったんですね。
だから、1950年から、に、生きていた被ばく者を追跡したから、放射線に強い人だけを追跡したようになってきたんじゃないかという批判があるんですね。

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ですから、ということはですね、ちゃんときちんとした方法で調べればね、ほんとに大きくなるんじゃないの、って言うことになります。

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で、実際そうだったんですね。

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何故、どういう調査がそれを証明したかというと、日本の原発労働者の追跡で、一つそれがわかったんですね。

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で、これは今のところ公表されていますけれども、20万人の原発労働者をですね、11年ぐらい追跡したんですね。
それで、日本国民の死亡率と比べたんです。
原発で働いている人は、日本国民の平均よりも死にやすいかどうかっていうのを調べたんですね。
で、もちろん、性とか年齢とかを、同じにしたと仮定しているわけですね。

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で、そうするとですね、その調査では、20年前は一般の日本国民よりも、放射線、原発労働者は15%くらい死亡率が低かったんです。
で、癌も癌でない病気も、低かったんですね。
ですから、原発労働者は平均的な日本人、日本国民よりも、病気が少なくて、死亡率が少ないっていう事だったんです。
で、他の国では、未だに、一般国民よりも、原発労働者の方が死亡率が少ないままで来ているんです。
他の国では。
アメリカとか、イギリスとかですね。それから隣の韓国とか。
ところが日本はですね、だんだん年数が経つと、原発労働者の死亡率が一般国民に近づいてきたんですね。
で、このスタートラインで、そのー、原発労働者が一般国民よりも死亡率が少ないっていうのは当たり前の話なんですね。
というのは、えー、病気したら、ドロップアウトして、一般国民の方に移っちゃうわけなんですね。
ですから、しっかり働いている労働者というのは、日本国民の平均よりも必ず健康なんです。
これ、健康労働者効果と言う。
えー、放射線をたくさん浴びてても、そのー、放射線かの医者とかですね、それからパイロットとかは、死亡率低いんですね。
それは、他のライフスタイルが良い、とか、そういうことがある。
ですから、他の国では健康労働者効果は今まで続いているんですけれども、日本だけはだんだんだんだんその効果が無くなってですね、2010年に発表されたレポートでは、癌は一般国民よりも3%多く死んでますよっていう事になってますね。
で、3%多く死んでいるのは、どれだけ浴びて3%癌死が増えたかというと、たったの10ミリシーベルトなんです。
20年間で、トータルで10ミリ余計に浴びたら、3%癌で余計に死ぬようになったという結果だったんですね。
てことは、千ミリだったら100倍して300%なんですね。
だから、日本の原発労働者の10ミリで癌が3%増えることから考えると、原爆被爆者のデータの6倍癌で死んでるってことになりますよね。

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ま、こういうような感じですね。
ですから、原爆被爆が1000ミリで50%だったら10ミリで0.5%。
ところが原発労働者は10ミリで3%だから1000ミリだったら300%になっちゃう。
一ケタぐらい違うんじゃないのって事です。

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で、データはそれだけじゃなくて、医療被ばく、つまり病気してレントゲン検査とか放射線検査を受けた人を追跡すると、やっぱり同じ様な結果になったんですね。

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で、心筋梗塞で、入院して、血管造影をやる。
放射線たくさん、レントゲンたくさん浴びます。
そうすると、カナダでそういう人を何万人もずーっと追跡したらですね、レントゲン被ばくを10ミリ余計に浴びたら、3%やっぱりその後癌になりやすくなっていたんですよ。
20ミリで6、30で9、40で12という風に、きちんと増えているんです。
ですので、これは奇しくもさっきの原発労働者のと同じなんですね。
10ミリ当たり3%ずつ癌になるということになります。

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で、もう一つ、さっきのは中年の男の人が多いんですけれども、子供はどうか、子供の方は放射線被ばくで何倍も病気が起きるということで、イギリスで調べたらですね、これ何万人も子供を調べたら、4.5ミリシーベルトCTで被曝するとやっぱり、ごとにですね、20%ずつ小児癌が増えるんです。事がわかるんです。
だから、10ミリだと44%増しなんですね。
1000ミリだと、4400%増しっていう。
まあ、大人の10倍ですね。のレベルまで、増えるということが分かったんですね。

DrMatsuzaki066

で、もう一つね、原発事故が無くても、地面から放射線を受けて、みんな暮らしているわけですね。
やっぱりいろんな事がありますけれども、大地と建物からの自然放射線、バックグラウンドラディエーションですか。
で、これは一年間に0.何ミリシーベルトというぐらいの量ですね。
それで、実はですね、

DrMatsuzaki067

イギリスで、子供の白血病と、自然放射線の被ばく量と関係あるかどうか調べたんですね。
そしてつまり白血病になった子供さんがどこに何年住んでいたか、その土地の自然放射線は毎年何ミリシーベルトだったかというのを、全部こう、コンピューターで計算して、その後病気の、白血病の出方を見たんですね。
バックグラウンドのラディエーションが5ミリシーベルト越えてくると、だんだんだんだん1ミリ増えるごとに、白血病に12%ずつ成り易くなっていったんですね。
ということが分かったんで、少しぐらい放射線受けたらかえって健康になるだろうという考えを、否定されたわけですね。
ですから、数ミリの被ばくだってやっぱり、それなりに白血病って子供に増やしているんだよっていうデータが出たわけですね。

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ですから色々まとめるとですね、50ミリとか10ミリとか5ミリとか5ミリとか4.5ミリとかで、やっぱり、ちゃんと医療被ばくで日本の原発労働者と同じくらい癌増えてるし、その増える度合いというのは、原爆被爆者の追跡調査の数倍であると。
子供はもっともっと多いと、いう事になってきたんですね。
で、これはですね、全部大体3.11の前後以降発表された論文なんです。
で、政府がですね、とかいろんな所があの、官庁がその、低線量被曝を論ずるとき、こういう論文は大体オミットして、省略してですね、で、いろんな偉い学者に言ってもですね、原爆被爆者のデータというくらいしか出さないんですね。
ですから、こういう不都合なデータは触れないようにしているっていうのが今の状態です。
(0:37:36/1:11:25)

その4に続く



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