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松崎道幸医師講演会 「被曝の影響はここまで?!」 書き起こし その4
2015/02/18 11:58 | 原発 | C:0 | T: 0
松崎道幸医師の 「被曝の影響はここまで?!」のYoutube動画 (講演日:2015年1月24日)

https://www.youtube.com/watch?v=2UV-iN3TxJs

の書き起こし(文字起こし)をしていますが、
その3の続きです。
その1はこちらです。 スライドファイルの入手先もその1に記しております。
今回から、アイパッドで画像が切れないように、少しサイズを小さくしましたが、クリックで大きくなります。
以下、動画の 0:37:36 から 0:50:31 までの分です。

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で、もう一つ、その、福島に住んでいる人は、たくさん被ばくしているっていうわけじゃなくて、ほんのちょっとしか被ばくしていないんですよ、ていう事を、政府はいろいろやっています。
少ししてか、被ばく量が、あんまり多くないんだと。
すごく少ないんだ、っていう事を3つの方法で言っています。

DrMatsuzaki070

で、一つは、まあ、内部被曝をゼロとして、二つ目は、モニタリングポスト、で、三番目は個人線量計。
そういう事で、ゼロ査定、5割引き、9割引き、ということで、相当そのー、ほんのちょっとしか被ばくしてないから大丈夫ですよ、と。
それから、ものさしが違う所に更に被ばく量を○○少なめに言って、大丈夫だ大丈夫だ、という大安売りを言っているような風だと思います。

DrMatsuzaki071

で、原発事故というのは、そのー、γ線の他に、体の中に入ってβ線、α線、すぐそばの組織を壊すような被ばくもあるんですけれども、γ線の事しか言ってないんですね、政府はね。
体の中に入ったというのがわかんないせいもあるけれども、省略しているわけですね。

DrMatsuzaki072

で、実はこれややこしい話で、あのー、チェルノブイリではですね、二十何年前のチェルノブイリでは、外部被ばくが1ミリシーベルトある場所に住んでいる人には必ず0.67ミリシーベルトの内部被ばくもいっしょに来ているんだと、だからその人は、その被曝量は、外部被ばくが1ミリのところに住んでいる人は、1.67シーベルト合計で被曝しているんだよという事で避難の基準とかですね、決めているんですね。
で、どうして0.67足すかっていうのは、根拠はあんまりはっきりしないんですけれども、とにかく、内部被曝がそれなりにあるんだということで、チェルノブイリではいろいろやっていると。
だから、日本政府が、原発事故の被ばく地で1ミリとか10ミリとかいうのは本当は1.67ミリとか16、7ミリということで、だから6割ぐらいプラスして考える必要が少なくともあるんじゃないかという話ですね。
でも、外部線量だけだから、3分の2に縮めていろいろ言っているわけですね。

DrMatsuzaki073

で、もう一つは、ここの土地とかこの市役所の前は、一時間何マイクロシーベルトですっていう事を公式に記録して発表しているんですけど、これがまた5割引きの数字なんですね。
どうして5割引きかというと、コンクリートや鉄はγ線を遮るので、(測定器中央を指しながら)ここでキャッチできるγ線の量はだいぶ減っちゃうんです。
(柵の下あたりを指しながら)この地面の下にどれくらいの広さでコンクリートが埋められているかわかりませんけれども、けっこう遮られる。
で、(柵の外を指しながら)この辺で測ったらもう少し高い線量になるはずだと思って、矢ヶ崎先生達が測ったんですよね。

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そしたらば、(下の方の赤い線を指しながら)モニタリングポストのデータがここだとすると、矢ヶ崎先生がすぐ横で測ったら、大体2倍のカウントになっているんですね。
ていう事は、モニタリングポストというのは、除染なしモニタリングポストとかありますけれども、とにかくいろんなことでですね、5割引きぐらい、公式発表の5割増し、じゃない、2倍しないと本当のそこの空間線量にならないんじゃないかという話なんですね。
ですから、それで5割引きなんです。

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で、個人線量計で9割引きっていう話をします。

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で、あのー、政府は去年かな、年間20ミリ、裸で野原で野宿してたら20ミリ浴びるはずの所に生活していても、それは実態とかけ離れていて、1日の3分の2以上はおうちの中にいるし、コンクリート基礎のおうちの中にいるからだいぶ遮蔽されているということだから、6掛けで計算するという。

でも、更に、一人一人になんぼ浴びたかという線量計を持たして生活させて調査したらですね、実際20ミリじゃなくて1ミリか2ミリくらいしかカウントされなかったっていうデータを出してですね、20ミリシーベルトの地域でも大丈夫じゃないの、っていう風にだんだんやってきているんですね。
で、個人線量計は、福島の事故直後はやっぱり、本当にどれだけ被ばくがあるのかどうか測るうえでは結構頼りになるものなんですね。
ですから、なんか自分が行動して高くなったっていう事は、あそこはだめなんだな、とかね、ホットスポットだから近づかない方が良いなっていう事で、生活の防衛のためには必要だったんですけれども、

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実は個人線量計というのはですね、内部被ばくは計れないんです。
外部被ばくだけなんです。
それから、ガラスバッジというのは、(胸を指しながら)ここに付けて、まあ、お医者さんですね、レントゲン検査をやるために、前から来るガンマ、レントゲン線だけをチェックするようなものですけれども、上下左右とか来たのを、ここでトータルでちゃんと代表できるのか、とかね。
ここの角度で。
そういう問題があります。
それからもう一つは、ちゃんと風呂入るときも寝る時、どこに行く時も付けてというのは普通できませんよね。
どっかに貼り付ける以外には。
ですから、そういう、ちゃんとしっかり測ったの? っていうデータでものを言ってるの?、っていう問題が有るんですね。
ですから、もしそういう風に個人線量計を使って、賢く危ない所には行かないようにして暮らしましょうっていう事がスタンダードになっちゃうと、それ以降の被ばくは全部、自己責任になるんですね。
つまり、あんた、線量多いけども、それはあんたきちんと気をつけないで暮らしたからでしょっていう事で、補償しないことに、道具になっちゃう。
そういう問題が有るんですけれども。
そういう事ですので、内部被ばくが測れないということは結構大きいと思いますね。
(0:44:35)

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で、次は実は食べ物の話なんですね。
内部被ばくの本当の影響がわからない。

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で、最初に言いましたように外部被ばくというのは、人体実験をやっているから、大体ある程度分かるんです。
医療被ばくデータとか見れば、大体外部被ばくについては見当がつくんですね。
大きなずれというのは無い。
ところが、内部被ばくは、人体実験やりようがないというか、ほとんどデータが無いので、適当な事をみんな言っているだけなんです。

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で、今食品は毎日110ベクレルまではいいという風になっているんですね。
そういう商品、食べ物を流通させて良いということになっているんですね。
毎日110ベクレル食べてもいい。

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で、これは暫定基準の表ですね。

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で、3.11前って日本人は毎日何ベクレル食べていたかというと、たったの0.02ベクレルなんです。放射性セシウムを。
3.11前は、0.02ベクレルしか標準的な食事で日本人はとっていなかったんですね。

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お米はですね、3.11前の日本のお米のベクレル数って、1kg当たり0.05ベクレルだったんです。

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今は何ベクレルまでの米を売っていいのっていうと、1Kg 当たり100ベクレルまでだったらokなんですね。
事故前の2000倍に基準を緩めたというかね。

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で、これは環境省のホームページに出ているんですね。
これは一日の食事含まれる放射性セシウムの量を、大気圏内核実験の時期からずーっとやって、チェルノブイリのときまたちょっと増えて、だんだんだんだん減ってきて、3.11、大体0.02とか5ぐらい、0.02ベクレル〇〇ですね。

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それからこれはですね、ちょっと細かいけれども、原子力規制庁のデータですね。
昔の、2000年のいろんな食品に含まれる放射性セシウムの量です。1Kg当たり、ここ、100ベクレル、10ベクレル、1ベクレル、0.1ベクレル、対数表示ですから、0.01。
で、あのー、こんなべらぼうに低い閾値まで調べているんですね。
そうすると、一番上の米はですね、一番多いのでこれぐらいですから、0.2ベクレル/Kgか。これだからね。
それよりも低いのが、もう1桁2桁低いのがほとんどだったんですね。
それが今は100ベクレルまで、で、これ対数目盛だから、距離は、こっからここまで100倍しないとならないんですね。
で、乾かしたものは、多いんですね。
お茶とかね、乾物はもちろん多くなるけれども。
それでも1ベクレルも無いかな、平均0.1ベクレルくらいのものしか食べてなかったのを、今は。。。

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で、人体実験のデータで一つだけ、まあ利用できるのは、

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バンダジェフスキーさんがやった、子供さんの解剖の、で、わかった臓器のベクレル数と、あと、死ぬ前の心電図異常の比率の有名なグラフがあるんですね。

つまり1Kg当たりちょっとしかセシウムが無い子供はあんまり心電図異常が無かったけれども100近くなるとほとんどの子供が心電図異常だな、っていう事になります。
1Kgで100ベクレルってことは、30Kgの体重の子供だと、3000ベクレルなんですね。
体に3000ベクレルたまるとこうなるかもしれなという。

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で、ICRPが実はですね、放射性セシウムじゃないんじゃないかと思うんですけど、普通のセシウムかもしれませんけれども、なんぼセシウム食べたらなんぼセシウム体にたまりまっせというグラフを発表しているんです。
 
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不思議なのはこのグラフの出典がいろいろ調べているんですけどわかんないんです。
僕の範囲で調べきれません。
ただ、毎日一ベクレル食べるとですね、一年ちょっとで平衡に達する、150ベクレルくらいまでたまるんですね。
間違って1000ベクレルある日食べちゃたと、その後0ベクレルしか食べなかったら、だんだんだんだん減って、1年くらいで大体少なくなっていく。
で、毎日10ベクレルだったら、これの10倍だから、1500ベクレルたまるんです。
ね、2年ぐらい経つとね。
毎日100ベクレルだったら、14000ベクレルなので、そしたら、毎日100ベクレルまで良いという、ぎりぎりの食品を食べていれば14000ベクレル、体に1年半ぐらいでたまっちゃうので、そしたら、子供も大人も結構危ないんじゃないかなっていう話になっちゃうんですね。

これはその、どう、きちんとした実験がされてないので、っていうか、しようもないし、誰も安全だということを確認しないで、大丈夫だ、大丈夫だって事になるので、すごくわからない話なんです。

DrMatsuzaki092

逆にいうと、わかってないのに、どうして基準そう緩めるのっていう事になりますけれども。

(0:50:31)

その5に続く

2015 2/19追記 次のこの書き起こしシリーズの更新は、ジャガイモの植え付け準備があるのでちょっと遅れて、来週になる予定です。
(2015年2/24追記:終わりました。)


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