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なぜ松崎道幸医師講演会を文章で読みたかったかというと
2015/02/25 11:39 | 原発 | C:0 | T: 0
こんにちは。

昨日まで毎日少しずつ、松崎道幸医師講演会の書き起こしをしていました。
終わって、少しだけ、どうして私がこの講演会をちゃんと文章にして、読んでみたかったか、書いておこうと思いました。

私は動画はあまり見ないし、書き起こしも得意ではありません。
なぜこの動画をまず見なくちゃ、と思ったかというと、一言でいうと松崎道幸医師に、恩を感じていたからです。
お逢いしたことも無い方なのですが。

いつの事かというと、2011年3月の原発事故があった後、あまり時間がたくさん経ってない時期に、、、その頃精神的にすごく助けられたからです。
福島第一原発事故が起こってそのころ住んでいた地域の農産物も、自分の畑も、水も、肥料も汚染が観察されて。
それなのに、住んでいた自治体も、ほんの数か月たったら、「放射能汚染は事故前のレベルに戻りました」と回覧板で回すは、すぐ近所で8000Bq/kgまで埋め立てはじめるは、頼りにしていた生協も「被災地応援キャンペーン」を始めて子供向けメニューで東北の食材食べて応援始めるは、放射線の正しい知識を持ちましょう、生活習慣の方がずっと影響が大きいのですよ、放射能汚染なんて食べたって○○シーベルトですからたいしたことありません! と、どこかの「栄養士さん」が生協の機関誌で力説するは!!!
(そして、放射線が不安な人、勉強したい人には「講師」を派遣します~とちらしが。。。)
地元の「薬剤師さん」も、放射能汚染はたいしたことありません!、と、講習会。

あの洗脳の嵐はすさまじかったなあ。。。

私はそういう事を見て、自分が前から知っていたことと明らかに矛盾しているので、これはおかしい、これはおかしい、と、じたばたしていました。
特に食べ物については、安全だ、という根拠はICRPの預託実行線量というものであることはわかったのですが、これがすごくあやしい。
事故が起こる前から、臓器ごとに被曝量を評価する実効線量という概念、シーベルトという言葉くらいは知っていたのですが、内部被ばくの評価について詳しくは知りませんでした。

調べても、この式の根拠を探そうとしても出てこない。
ずいぶん長い間検索していました。
調べようとすると、入手するのにとてもお金のかかる資料を読まないとならなくなってしまうのです。
一般人である私にはとても無理。

そんな時に、確か早い時期に(2011年~12年くらいかな?)、松崎道幸医師が何かの論文で、ICRPの預託実行線量を使った内部被ばく評価法を、こんなものまったくあてにならないと書いてくださっていて、きちんと科学的な理由も付してくださっているのを見つけたのです。

今、探そうとしても私の整理が悪くて出てこないのが残念なのですが。

そのおかげで私は多分、あの情報の無くて苦しい中、気が狂わないでやってこれたんだと思う。

(他にもICRPの内部被ばく評価を批判している人は何人かいらして、すごくそういう人たちの書いた文章にも大いに助けられました。)

松崎医師の書いてくださったものは特に私にとっては非常に説得力があり、すごく有難いものだったのです。

あのころ想い出すと、食べる物を買う時どうしたらいいかわからず、私は市民の中で放射能測定をやってくださっているブログさんなどを頼りにしていました。
特に、ちだいさんがやっていらっしゃる「チダイズム」は、商品名も明かして情報を載せてくださっていて、素晴らしくわかりやすく、すごく助けられました。
お人柄か、辛い話題でも読んでいて心が軽くなってくるのです。

そして、コメント欄にもたくさんいい情報が載っていたので参考にさせてもらっていたのですが、そこに、ICRPの預託実行線量を導き出すホームページに誘導するコメントが現われたり、「食べ物の放射能測定したら、ミリシーベルト(預託実行線量)に直して表示してください」という人が現われたり。。。

食材に例え何ベクレル、何十ベクレル/kgなどの放射性セシウム汚染が見つかっても、一度に食べる量を、そのICRPの預託実行線量に直してしまえば、ものすごく小さな、0.00何とかミリシーベルトに換算されるのです。
それで、毎日食べても大丈夫でーす! となって、もう何でもかんでも食べても大丈夫になってしまう、魔法の換算式なんですよ。
私はバカみたい。と思っていました。
でも、とにかく食べても安全ですと言いたい人たちは、それしか頼る根拠がないみたいで、もうチダイズムのコメント欄などでも、猛烈にミリシーベルトにしろ!と迫ってきて。

いったいどういう人たちがそういうことをやっていたんだろうと思いますよ。

だけどそれは、ネットの上の事だけじゃなくて、実際に生協の広報でも、政府の基準でも、それが主な「安全だ」の根拠なんですよね。
食べることをその式をつかって、○○シーベルトに換算して、これだけ食べたって、癌になる確率はこれっぽっちしか増えない、とか、運動不足の方が深刻、とかストレスの方が、とか。

業界を制したければ、評価法を制せ!

これは、以前上司から聞いた言葉です。
まったく違う分野で。
でも、本当にその通りなんです。
(上司は、意味のある評価法を見つけることは大切だよと私に気づかせたくて言ってくれたのかもしれないですね。だけど、評価法というのは悪用されるととんでもないことになると私は思いました。。。)

それを、「被曝をたいしたこと無いことにしたい人たち」は実践していたんですよね。

そして、松崎道幸医師の動画の中で、私が一番読んでよかったなと思ったのは、やっぱり、被ばくの評価のお話、ものさしと表現しておられます。
その部分です。
その3に出てきます

また、原爆被爆者のデータを根拠に現在の被ばく評価法が成り立っているけど、これがあやしいことは、すでに市民と科学者の内部被曝問題研究会のホームページで読ませていただいていましたが、松崎道幸医師の動画ではさらにわかりやすく、一般の方が理解しやすく説明してくださっているので、これも必見と思います。
その3に出てきます

もう少しで4年にもなろうとしているんですね。
だけど、半年くらい前かな、まだ、被ばくの危険を訴えてくださっているブログさんに、100ミリシーベルト以下は健康被害はまったく無いとコメントしている人がいたので、まだそういう人が。。。と、思います。

これからどうしてゆけばいいか、ということが、質疑応答の部分(その5の後部分)に出てきて、これも気持ちの上で参考になるところがありました。

私自身は、もう4年もたつのに世の中はこんな状態で、無力感、何もできないようにさえ思えてくる。
だけど、ものさしが違うんだよ、嘘を言ってるかもよ、最新のでは違うんだよ、と、一人でも広めることくらいだったら、できるときにやればいい、できそうだとすら思えてくる。。。

それに気づいてくれる人を、たった一人でもいいから増やそう。そう思えて。

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