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CAMEL  Dust and Dreams ~怒りの葡萄
2015/03/02 00:00 | 音楽 | C:0 | T: 0
それで、(これを書いている)今まだ2月なんですが、3月に入るとブログの更新があまりできなくなってしまうかもしれないので、今のうちにいくつか書きたいものを。

前の記事にも書いたのですが、私はサザンのちょび髭で、世間でたまに見られる「音楽家が政治的なものをパフォーマンスしたり発言したりするべきでない」という意見に激しく嫌悪感を抱いたのですが。
そして、そういうことを言う人が、いったい音楽家というものをどんな風にとらえているのか、過去の音楽をやってきた人たちをどう見ているのか、ほんとに音楽を聴いているのか??? など考えながら、自分が今まで聴いてきて好きになった音楽家のことを思い出しながら少し記事を書いてきました。

そして、曲を作っていく過程で、演奏ができていく過程で、どれくらい歴史とか、政治の状況とか、それに対するその人たちの思いが影響しているかを一言でも書けたら、ちょっとでも良い事なんじゃないかなんて思っていたけど。

どの人を(グループを)書こうかと思っているうちに、だんだんそんな気持ちが消えてきました。

音楽って、人間そのものなんだもの。その人がその時、歴史や、政治や、それについての作品などについて思いをはせていれば、当然それが出るし、まったく考えていなければ出ないし(それもまた良いこと)、何をあたりまえなことを、今更言葉にしなくても、と。

だから、音楽家は政治的なものをパフォーマンスに入れるなとか何とか言うのは、政治の事などをどうしても考えてしまう、そして同時に音楽もやっている人間の手足を縛れと言っていることと同じなんだ。

こんなことを思いながら、 上に書いた文章の中の、 政治 とか、 歴史 っていう言葉が、あまりにとげとげととがった、私にとって手におえない大きすぎる言葉だなあ、とも思います。

だって私は、音楽に、歴史や政治を教えてもらった。

まず、音楽の方が先だった。

今思い出すと、大好きなクリームあんみつを夢中で食べていて、途中で、ミカンの缶詰が入っていたり、みつ豆の豆が入っているみたいにいろんな歴史の話や政治の話がちりばめられていたようなもので、みかんの缶詰や豆が食べたくってクリームあんみつを食べていたわけじゃない。

だけど、あの時どんなにおいしいクリームあんみつを食べたかと思い出すと、自分の実体験として、さっき食べたみたいに、ぷにゅぷにゅした寒天の舌に触った嬉しさや、缶詰ミカンの酸っぱい味や、豆の歯でかんだ硬さまで思い出せる。

だから、サザンのちょび髭で(もうしつこいよね、、、)、「音楽家が政治的なもの入れるな」なんて聞いて、何いってるのあんた、そんなこといったい何聴いてきたら言えるの? って言える人は幸せな音楽体験してきた人とも言える。と思う。
まず、おいしいクリームあんみつ自体を食べたことがあるっていう事で。

でも別に、クリームあんみつを一生に一度も食べなくてもそれでもいいし、別の良いこともきっとある。

この文章は、確か1992年、キャメルというイギリスのロックバンドの(もしかしたらメンバーの中の一部だけかな)来日で、東京でライブがあった時に聴きに出かけた時のことを思い出しながら書きました。

スタインベックの怒りの葡萄(1930年代のアメリカを舞台とした小説 1939年)をテーマにしたライブ構成で、その時にリリースしたCD Dust and Dreams もすごく良くて。
そのライブのことを思い出すと、まさに上に書いたおいしいクリームあんみつ状態で、まざまざといろいろ思い出すんです。

その時のテーマのフレーズとか、音色とか、ボーカルの声質(すごい特徴的だった)、少し絶望的なでも強さのある歌い方まで、はっきり頭に染みついているし、それがきっかけになって、移民の歴史とか、スタインベックの怒りの葡萄も読んだのでした。

ライブ会場は立ち見で、お客さんは男性が多かった。
なので私は前に男性がたくさんで、背の高さの関係でステージがちょびっとしか見えなかったけど、でもそれでも全然よかった。
集中して、静かにみんな聴いていて、一体感のある客席でした。
悲しみみたいなものが一貫して流れているサウンドだったのですが、それが感傷的なものではなく、砂粒が始終ざらざらと打ち付けてくるみたいな中で、立つ力がある自分の足に最後まで支えられているんだな、生きているうちは。と思えるような音楽でした。

調べたら、どなたかがCD[Dust and Dreams ]  の音を一部聴けるようにしてくださっていました。
見つけられた動画だけ、リンクしておきましたので、もしよかったら雰囲気を味わうだけでも。

Camel 「Dust and Dreams」

1. ダスト・ボウル
https://www.youtube.com/watch?v=h0ZdoNq3Alw(~3 まで)

2. ゴー・ウェスト
https://www.youtube.com/watch?v=4UEgR2iC-tk

3. 旅立ち

4. マザー・ロード
https://www.youtube.com/watch?v=44QjoGua9c0

5. ニードルズ
https://www.youtube.com/watch?v=s_x5A2Pa3Qc

6. ローズ・オブ・シャロン
https://www.youtube.com/watch?v=YF8kv-eyEiY

7. 乳と蜜が流れる大地
https://www.youtube.com/watch?v=ctSIUCuxqA4

8. エンド・オブ・ザ・ライン
https://www.youtube.com/watch?v=YF8kv-eyEiY

9. 嵐の暗雲
https://www.youtube.com/watch?v=zwHecfLvvRU

10. 綿花農場
https://www.youtube.com/watch?v=_TR7bzQtloI

11. 決壊
https://www.youtube.com/watch?v=irzM_mrOB2A

12. 激しい雨
https://www.youtube.com/watch?v=BeQ8pCiLdgM

13. ささやき

14. リトル・ローズの水葬
https://www.youtube.com/watch?v=25c-y1HqjCs(ライブ映像)

15. 絶望の怒り
https://www.youtube.com/watch?v=O_69_I4evwM

16. 雨のささやき


2曲目の Go west の歌詞を見つけました。懐かしさの余りコピーさせてもらいました。

It was the very edge of summer
the air was thin the sky more pale
Dusty roads I remember
Oh so well...
The winds of future blew around us
The owners came to tell their tale,
feelin' like a piece of paper
in a gale.
Go West, go West.
where there's fruit in every place
a smile on every face...
Go West, go West...
Where there's work (so I'm told)
California's never cold,
so Go West...
We sold part' our lives
for 18 dollars...
Bought a Hudson Super-6
Travelled on down the highway
with no rest...
Childhood memories behind us
Grown-up feelings lie ahead,
Asked my Dad why we're going
and he said...
Go West, Go West
Where there's fruit in every place
a smile on every face...
Go West, Go West...
Where there's work (so I'm told)
California's never cold... so,
Go West...



家財を処分して、18ドルで中古車のhudson super 6 を買った、というところが印象的でした。
(写真は、1926年Hudson super 6 のページから)
hudson super6


この時の事を想い出して、このライブを当時勧めてくれた友人に感謝、と思いました。
もう逢うチャンスも無いでしょうが。

音楽の話はきりがないので、いったんこの記事でストップします。

3月は、この後はあまり更新ができないと思いますが、生きてるよーの印という意味で、たまには何か書きたいです。
ではでは~♪



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