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高畑勲さん ありがとうございました。追記あり
2018/04/06 15:30 | アート | C:0 | T: 0
スタジオジブリの高畑勲監督が4月5日に亡くなったそうです。
うわー、なんだか見たアニメとともにいろいろなことを思い出してしまいます。
大好きなアニメがたくさんあるんです。

高畑勲監督、沢山の素晴らしい作品をありがとうございました。
自分にとって一生忘れられない、沢山の作品たちでした。

「赤毛のアン」ものすごく好きでした。
始りの音楽も良かったなー、桜が満開に咲いているところを通ると、赤毛のアンの花が咲き乱れる中を馬車で抜けてゆくシーンをいつも思い出します。
ほんの数日前も近所の桜並木が美しいと思いながらそのシーンを思い出していたのでした。

順不同になるけど「母をたずねて三千里」も好きだったなあ。
もう一回見たいなあ。音楽もはっきり覚えている。
小さなマルコが瓶を洗っているアルバイトをしているシーンとか、旅芸人の人達と一緒にいて、女の子が操り人形の練習をしているシーンとか、よく覚えています。

「火垂るの墓」も、原作の小説の独特の文体とともになんだか忘れられない衝撃が残っています。
自分の親から聞いた戦争の記憶などもかぶってきて、妙に生々しく、まるで自分の経験の一部のようです。

「おもひでぽろぽろ」も、他のと比べてあまり話題に出ない気もするけど、妙に自分の想い出とかぶってよく思い出すんです。
主人公が子供の時に、商店街で少女雑誌を手にたたずんでいる、そして友達を見ているシーンとか。
ベニバナ染めの美しい淡いピンク色とか。
自分はイズミヤのクッキーが大好きだったからそれっぽい箱を持って行くところとか、お手伝いに行った先の男性の言葉の訛り方がかわいかったなーとか、自分が好きなもの、例えば植物、田んぼ、雑草、クッキー、電車からの田舎の景色、なんてのがいっぱい出てきてそれが自分で手で触ったみたいに感じられました。

大好きだった未来少年コナンも関わっていらっしゃったのですね。
なんだか昔自分の好きだったアニメのほとんどって感じです。
あの、目を閉じた時に、うわーっと瞼の裏に広がる感動の嵐、美しさが自分の経験みたいに感じられて胸の奥がツーンとする感じ。
絵画の様には精密じゃないとしても、まるで案の馬車が通った音と匂いがあって、木漏れ日があって、コナンの残され島の砂のざらざらした感じ、塩を含んだ風の感じまで実際にある様に感じられました。

あー、ため息が出てしまいます。
最近のアニメもたまに見ることあるけど、情景がとっても細かく現実的になり、技術の進歩はすごいなあって思います。

でも、なぜか私は少し昔のアニメの、直に自分の視神経と聴覚にピリピリと大雑把でも手作り感のある刺激を送ってきて、脳みその中に暖かく五感を再現させるみたいな伝え方の方が好きだなあ。

人間が、皮の袋でその中に血肉があって、今自分がいる所と同じように、例えば動いて何かにぶつかれば衝撃があって、痛みがあって、変形があって、そういう感覚が感じられるアニメを見ていきたいな。
すごいアクションをしながら物質としての肉、血液、皮がその加速度を受けていないと感じられる映像は、これは現実ではないな、と思う、ってよく考えます。
自分の持っている現実感に素直になろうと、無理をしない様にしようとすると、やっぱり昔のアニメを見てしまします。

高畑勲さん、どうか安らかにお眠り下さい。

(ブログ休止中なのですがちょっと書きました。)

5/19追記
高畑勲監督の追悼企画などを見たことがきっかけで、ふと火垂るの墓をもう一回見たくなりました。
全部見る時間は無かったのですが、前半だけ久しぶりに見ました。
前見た時にはあまり深く感じなかったことが印象に残りました。
それは、冒頭、主人公が三ノ宮の駅に座っているシーンなのですが、、、通行人が主人公に気づいて、まるで汚いものを避けるように避けて通ります。
そのシーンを見て思い出しのです。
5年ほど前、東京のJR中央線のある駅で、お手洗いの前にあおむけに男の人が倒れていて、その前をトイレに入る人も出た人もみんな避けて通っていた、私の見た現実とうり二つなんです。
たくさんの人通りがあるのにみんな避けて通る。
きちんとスーツ着ていて酔っ払いに見えなかったし、私は反射的に小走りに駅員さんの所に行って、倒れている人がいる、と伝えると、駅員さんがすごく嫌そうな顔をしました。
その後駅員さんは運んでくれました。

その、人が倒れていた光景、結局、70年前も、今も、まったく変わらない、日本の風景がアニメに映し出されていたのだ、と、気づきました。
たまに神戸三ノ宮駅には行くことがあります。
どういうわけか、神戸は自分からは決して遊びに行こうなどと思わなかったのですが、何故か昔から近くに出張があってついでに寄ったり、何かの用事などで行くめぐりあわせになることが多い町なのです。
行くたびに、たいてい三ノ宮近くは通るのですが、町が何か伝えたがっているような、妙な気分にさせられます。
自分にとって印象深い、かかわりを持つ方達も、神戸に関係していることが多くて、不思議な不思議な街です。
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